October 14, 2007
日本のお産を守る会第1回シンポジウム
久しぶり(半年?)の書き込みです。
産科医療崩壊は奈良県の「タライ回し事件」報道などを見ている限りますます加速しているようです。
産科医療崩壊の原因は厚生省看護課の無責任な内診問題に対する対応の他にも訴訟圧力、マスコミの誤った報道など多くの原因が挙げられますが私が今一番大きな要因と考えているのは産科医自身のモチベーションの低下です。
お金を出せば医学生が産科を選択する、当直手当を増額すれば産科医は夜も喜んで働くと考えているうちはまだまだ産科医療崩壊を食い止めることはできないでしょう。
10月20日(土)に以下のシンポジウムを開きます。産科医療崩壊に関心のある方は是非ご参加ください。
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日本のお産を守る会第1回シンポジウム
「崩壊の危機にある産科医療をどのように再生するか?」
主催 :日本のお産を守る会
プ ロ グ ラ ム
日時 :2007年10月20日(土) 18:00 ~21:00
会場 :主婦会館プラザエフ9階会議室スズラン
対象 :産科医療の崩壊を危惧するすべての人々
会場費 :1,000円
●会場受付時間 17:30~18:00
総合司会 石井廣重 石井第一産婦人科クリニック院長(静岡県)
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●プログラム1.【 日本のお産を守る会・活動報告 】18:00 ~18:30
1)「日本のお産を守る会」設立の経緯について
日本のお産を守る会代表 田中啓一 嵯峨嵐山・田中クリニック院長(京都市)
2)3月22日、厚労省陳情の報告
前田津紀夫 前田産科婦人科医院(静岡県)
3)5月26日、シンポジウム「安全な産科医療をめざして」に参加して
--日本の赤ちゃんたちは本当に「人為的な操作と誘導で産まされている」のか?--
衣笠万里 尼崎医療生協病院(兵庫県)
●プログラム2.【 シンポジウム 】18:30~ 21:00
産科医療の崩壊と再生
日本のお産を守るために今、何をなすべきか?
司会:
赤堀彰夫「日本のお産を守る会」副代表、あかほり産科婦人科院長(静岡県)
船橋宏幸 船橋レディスクリニック院長(茨城県)
シンポジスト(発言者順)
石渡 勇 石渡産婦人科病院院長(茨城県産婦人科医会会長)
岩永 成晃 岩永レディスクリニック院長(大分県)
吉田 穂波 ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック(東京都)
田辺 功 朝日新聞編集委員
海野 信也 北里大学医学部産婦人科学教授、(神奈川県)
●コーヒーブレーク:15分の休憩(19:45 ~20:00) 質問用紙を回収いたします
自由討論(20:00~21:00)
●事務局からのお知らせ:木内敦夫 きうち産婦人科院長(栃木県)
最後にアンケート用紙を回収いたします。
posted by akiuchi at : 12:01 PM
April 08, 2007
帝王切開決定から実施まで約1時間 16分要し、遅きに失した
帝切決定から30分以内に出産させなければそれだけでも医療者側の責任という30分ルールが司法の場で一人歩きを始めようとしている。30分以内というこのルールにどのような科学的な根拠があるというのだろう?
出産後に障害、大和市に1億4250万円命令
07/03/01
記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社
ID:499992
大和市立病院損賠訴訟:出産後に障害、市に1億4250万円命令----地裁 /神奈川
◇担当医の過失認める
大和市立病院(大和市深見西)で97年に仮死状態で生まれた男児(10)=東京都町田市=が手足のまひなど重い障害を負ったのは、同病院の担当医師が適切な時期に帝王切開 しなかったためとして、男児と両親が大和市を相手取り損害賠償を求めていた訴訟で、横浜地裁は28日、同市に計約1億4250万円の支払いを命じる判決を言い渡した。三木 勇次裁判長は「担当医は速やかに帝王切開の準備を始めなかった」と過失を認めた。
判決によると、母親は97年2月24日午後9時ごろ、胎児の心拍数が一時的に低下する症状が表れ始め、同40分にも再発したため担当医師が帝王切開を決定。午後11時ごろ 、帝王切開で男児が生まれたが、手足のまひや発達遅滞の後遺症が出た。
三木裁判長は「午後9時ごろには既に胎児の心拍数が一時的に低下する症状がみられ、帝王切開の準備を始めるべきだった」と指摘。さらに「帝王切開決定から実施まで約1時間 16分要し、遅きに失した」と述べた。【伊藤直孝】
◇大宮院長が控訴の意向
大和市立病院の大宮東生院長は記者会見して「障害を負っていることは誠に残念だが、可能な限り適切な処置を行った。過失は無く、脳性まひとの因果関係もない」と述べ、控訴 する意向を示した。【長真一】
posted by akiuchi at : 01:35 AM
April 04, 2007
看護師の内診を認めず 厚労省が再通知
内診問題がいよいよ佳境に入ってきました。厚労省看護課、看護協会幹部は今後の事態がどのようになっても責任をとる覚悟ができているのだろうか?
看護師の内診を認めず 厚労省が再通知
07/04/02
記事:共同通信社
提供:共同通信社
ID:545070
堀病院(横浜市)の無資格助産事件で元院長らが起訴猶予になったのを受け、厚生労働省は2日までに、出産時の看護師の業務について「自らの判断で分娩(ぶんべん)の進行管理は行うことができない」と明記した医政局長名の通知を都道府県に出した。
同省が2002、04年に鹿児島、愛媛両県に出した内診禁止の通知で内診の定義に挙げた「子宮口の開大、児頭の下降度などの確認、分娩進行の状況把握」などは「今回の通知にある『分娩の進行管理』に当たる」(看護課)としており、看護師による内診は認められないとする従来の見解を追認している。
看護師等の業務については「医師または助産師の指示監督の下、診療または助産の補助を担い、産婦の看護」と説明、具体的には内診以外の妊産婦の体調管理、各種モニターの数値チェックなどが想定されるという。
同省は「医師、助産師、看護師等が互いの業務を尊重し連携することで医療体制の整備につなげてほしい」(看護課)としている。
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看護師の内診可、と誤解釈 厚労省通知で産婦人科医会
07/04/03
記事:共同通信社
提供:共同通信社
ID:546370
出産時の医師、助産師、看護師の連携について厚生労働省が3月末に都道府県に出した通知について、日本産婦人科医会が、看護師は内診をできるかのように誤って解釈し、会員向けに文書を送付していたことが3日、分かった。
厚労省は「看護師の内診は法律で禁じられており、誤った内容が伝えられたことは遺憾」(医政局総務課)として、近く同会を含む関係団体の担当者を呼んで通知内容の周知徹底を図る考え。
医会が出した文書は2日付で、厚労省通知について「一部報道で『看護師の内診認めず』との表現はあるが、これは通知の誤った解釈」と指摘。医師の指示監督の下で看護師が子宮口開大の計測や児頭の下降状態を確認することができる、とする独自に作成したガイドラインを添付している。
厚労省は2002、04年に出した通知で、看護師による子宮口の開大確認などは、内診行為であり認められないとの見解を示している。
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看護師「内診」のガイドライン削除 産婦人科医会HP
2007年04月03日20時48分
厚生労働省は3日、日本産婦人科医会(寺尾俊彦会長)に対し、ホームページ(HP)で、看護師の内診が認められたと、誤った解釈もできるガイドラインを掲載しているとして抗議した。医会は「会員の疑問に答えるため掲載したが、厚労省との相談が不十分だった」として、ページを削除した。
厚労省は2日、看護師の「内診」を禁じる通知を都道府県に出している。しかし、産婦人科医会は同日付で「産婦に対する看護師等の役割に関するガイドライン」をHPに掲載。医師の指示監督の下ならば分娩(ぶんべん)経過中の観察はできるとして、注意点を列挙していたほか、同省の了解のもとで作成したとしていた。
この内容に、厚労省は「内容に関する相談を一切受けていない」としたうえで、「通知で禁止した看護師の『内診』に該当する可能性があり、現場を混乱させる」と、医会に削除を要請した。
医会の木下勝之副会長は「掲載は取りやめたが、助産師不足は深刻化しており、お産が立ちゆかない現状に変わりはない。ガイドラインについては今後、慎重に協議していきたい」と話した。
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posted by akiuchi at : 11:03 AM
最近の判例から
お産を巡る状況は厳しくなるばかりです。
<最近の訴訟例>
新生児脳性まひ1億2000万円賠償 青森・黒石病院の医療過誤訴訟
07/04/02
記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社
ID:545099
青森・黒石病院の医療過誤訴訟:新生児脳性まひ1億2000万円賠償----地裁弘前支部
青森県黒石市の市国保「黒石病院」(村田有志院長)で生まれた長男(3)が脳性まひになったのは医師が適切な処置を怠ったためとして、同市内の20代の夫婦と長男が市と医師を相手取り約1億3000万円の損害賠償を求めた訴訟で、青森地裁弘前支部(加藤亮裁判長)は30日、同市と医師に計約1億2000万円の支払いを命じた。
判決などによると、03年8月に、同病院で生まれた際、長男は仮死状態でけいれんを起こしていた。その後、別の病院に転送され、低酸素性虚血性脳症による脳性まひと診断された。加藤裁判長は「医師が妊婦と胎児の状態を経過観察する義務を怠った。早期に帝王切開をしていれば脳性まひを発症しなかった可能性が高い」と指摘した。
原告の夫婦は「判決の瞬間、頭の中に長男の顔が思い浮かんだ。病院側は控訴しないでほしい」と話している。黒石病院は「判決を厳粛に受け止める。弁護士と協議し対応を決めたい」とコメントを出した。【太田圭介】
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出産時の過失認め和解へ 香川、6500万支払い
07/03/22
記事:共同通信社
提供:共同通信社
ID:523977
担当医のミスで、生まれた男児に脳性まひの障害が残り5年後に死亡したとして、香川県三豊市の両親が三豊総合病院(同県観音寺市)に損害賠償を求め、高松地裁丸亀支部で争われていた訴訟は20日までに、病院側は過失を認め、和解金6500万円を支払うことで両親と合意した。
訴状によると、母親は2000年1月に入院。担当医が胎児の心拍数などの異常を見落とし、帝王切開などの措置を取らなかったため男児は仮死状態で誕生。脳性まひによる呼吸不全が遠因で05年8月に死亡した。
同年11月、両親は約9500万円の支払いを求め高松地裁観音寺支部に提訴。審理を同地裁丸亀支部に移し、昨年11月、和解勧告していた。
病院側は、再発防止策として夜間の助産師を1人増員した。
母親は「すべて納得したわけではないが応じることにした」と話した。
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長男の脳性まひで両親ら、秋田の産婦人科医院を提訴
07/03/20
記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社
ID:521467
損賠訴訟:長男の脳性まひで両親ら、秋田の産婦人科医院を提訴 /秋田
長男(3)が脳性まひの障害を負ったのは、出産時に適切な処置がなされなかったためだとして、秋田市の両親らが19日までに、同市の産婦人科医院を相手取り約1億5700 万円の損害賠償を求める訴訟を秋田地裁に起こした。
訴状によると、母親は04年1月、自宅で破水し、同医院に入院。入院直後から多量の出血を繰り返し、仮死状態で生まれてきた長男は、重度の脳性まひにより両足や腕に障害が 残った。両親は「医院側は分娩(ぶんべん)監視装置で胎児の心拍数を側るなどしなかったために仮死状態の発見が遅れ、障害が残った。早期に異常に気付き、高次の病院に転送 したり、帝王切開するなどしていれば事故は防げた」と主張している。
同院の院長は「結果は気の毒に思うが、適切な処置をし、ミスはなかったと思っている」としている。【百武信幸】
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<内診問題関連ニュース>
出産で障害と院長提訴
07/04/03
記事:共同通信社
提供:共同通信社
ID:546376
出産時に医師が適切な処置を取らなかったため生まれてきた長女(2)に障害が残ったとして、島根県斐川町の夫妻らが2日までに、同町の産婦人科医院の院長に約1億6000万円の損害賠償を求める訴訟を松江地裁に起こした。
訴状によると、2005年1月に同医院で長女を出産した際、胎内にいた長女の心拍数に異常がみられたのに医師が約40分間、モニターでの監視を中断。帝王切開などの処置も取らなかった。
監視を再開した時、長女はすでに仮死状態だった。そのまま生まれ、約10分後に蘇生(そせい)したが、脳性まひによる機能障害が四肢に残ったという。
同医院の代理人は「コメントできない」としている。
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posted by akiuchi at : 11:00 AM
April 02, 2007
看護師の内診認めず・無資格助産で厚労省が通知
2007年4月1日、医政局長の通知が出された。
これは私たちの戦いの敗北を意味するものではなくて開始を告げるものだ。
このままでは日本のお産を守ることはできない!
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看護師の内診認めず・無資格助産で厚労省が通知
堀病院(横浜市)の無資格助産事件で元院長らが起訴猶予になったのを受け、厚生労働省は2日までに、出産時の看護師の業務について「自らの判断で分娩(ぶんべん)の進行管理は行うことができない」と明記した医政局長名の通知を都道府県に出した。
同省が2002、04年に鹿児島、愛媛両県に出した内診禁止の通知で内診の定義に挙げた「子宮口の開大、児頭の下降度などの確認、分娩進行の状況把握」などは「今回の通知にある『分娩の進行管理』に当たる」(看護課)としており、看護師による内診は認められないとする従来の見解を追認している。
看護師等の業務については「医師または助産師の指示監督の下、診療または助産の補助を担い、産婦の看護」と説明、具体的には内診以外の妊産婦の体調管理、各種モニターの数値チェックなどが想定されるという。
同省は「医師、助産師、看護師等が互いの業務を尊重し連携することで医療体制の整備につなげてほしい」(看護課)としている。〔共同〕(14:01)
posted by akiuchi at : 04:08 PM