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September 18, 2006

初心者のための「文学」

初心者のための「文学」 (単行本)
大塚 英志

価格: ¥ 1,260 (税込み)

出版社/著者からの内容紹介
正しく文学と出会い、正しく読む十の講義
中上健次、、安部公房、三島由紀夫など、戦後を代表する文学に内在する「ひきこもり」「萌え」「禁忌」といった要素を大塚英志が講義する、学校では決して教えてくれない戦後文学のほんとうの読み方。

内容(「BOOK」データベースより)
文学に流されず、文学に損なわれず、文学を読む自分を勘違いせず、正しく文学と出会い、正しく文学を読む十講。

目次

第1講 「私」と書き始めれば「私」が現れる「文学」をまず疑う―扱う作品/三島由紀夫『仮面の告白』
第2講 戦争という「わくわく」した現実と「私」であることの関係―扱う作品/太宰治『女生徒』
第3講 「文学」とは「私」でない誰かのために「私」がなしうることではないのか―扱う作品/井伏鱒二『黒い雨』
第4講 「日常がいや」という「生きづらさ」は何故、始まったか―扱う作品/島尾敏雄『出発は遂に訪れず』
第5講 「私」の外側で「私」を見つめるのは誰か―扱う作品/大岡昇平『野火』
第6講 「萌え」と「血筋」と近代文学の関係―扱う作品/李恢成『伽〓(や)子のために』
第7講 「箱男」を疑いつつ「箱男」であること―扱う作品/安部公房『箱男』
第8講 「空気」を読む「文学」は転向する―扱う作品/中野重治『村の家』
第9講 「文学」は「空想の地図」であってはいけない―扱う作品/中上健次『十九歳の地図』
第10講 孤立し、ただ一人、闇の奥へ―扱う作品/大江健三郎『芽むしり仔撃ち』

単行本: 285ページ
出版社: 角川書店 (2006/07)
ASIN: 4048839551

初心者のための「文学」.jpg


「物を書くことの恐ろしさ」をめぐって, 2006/7/3
レビュアー: エイス "aruasasonotoki" (埼玉県) - レビューをすべて見る
大塚英志がライトノベル(ズ)雑誌ザ・スニーカーにおいて連載していた
「正しい文学 スニーカー文庫の読者のための文学入門」
の書籍化。

主に戦時下の文学の、現代にも通ずる凡例としての側面と届く事が出来なかった隘路を
ライトノベル(ズ)読者にも飽きを感じさせないようにエサを投下しながら語り進む

※連載中、読者から感想を応募していたのでてっきり本に載ってるものと想像してたが、何故か載ってない。そこが大塚クオリティ?
※第五講「伊豆の踊子」が未収録。「キャラクター小説の作り方」文庫版にネタがかぶった話を書き下ろしたためと思われる

投稿者 akiuchi : September 18, 2006 11:31 PM