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November 22, 2006

メルマガ「あっぷる子育てプルプル通信」プラスワン11月号原稿

メルマガ最終号の原稿を書き上げました。これからはこちらのブログで情報発信をしていきたいと思います。
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今年も残すところあと僅かとなってしまいましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?

今年を振り返るとなんといっても大きなイベントは春のアルテミス宇都宮クリニックの開業です。開業半年を経てどうにか軌道に乗ることができたようですがまだ当初考えていた理想の出産環境には程遠いものがあります。これで医療法人アップルは4つの産婦人科クリニックを運営することになり年間3000人近い妊婦さんのお産を管理することになります。横浜の堀病院は年間3000人のお産で「日本一」ということですが私も責任の重さを痛感いたします。

今年は2月の福島県大野病院事件、8月の横浜堀病院内診問題、10月の奈良県大淀病院事件と周産期医療崩壊に直結する大きな事件が相次ぎました。私が所属する塩谷郡市医師会の主催で11月18日(土)、虎の門病院泌尿器科部長の小松秀樹先生(「医療崩壊-立ち去り型サボタージュ」著者)を宇都宮にお招きして講演会を開催いたしました。当初あまり参加者がいないのではないかと心配した東日本ホテルの会場は満員。普段の学術をテーマにした講演会とは違った医療の本質に迫る小松先生のお話に集まった医療関係者が熱心に耳を傾けていました。講演後の質問でも勤務医、開業医などそれぞれの立場から現在の閉塞的医療状況を突破するにはどうしたらいいのかという質問が集中いたしました。主催者として講演前に小松先生に個人的にお話を伺う機会があり「具体的にはどうすればいいのか?」と質問させていただいたのですが小松先生は「医師会や勤務医ユニオンなどの組織ではなくて個人として積極的にマスコミや法曹界、大衆に発言を続けていくことが大事だ」といわれていました。

今回の講演会は福島の大野事件を契機に塩谷郡市医師会で署名運動を行った流れから学術委員会に私が提案して尾形会長、座長の山田先生など関係者が動いて下さったことにより実現に漕ぎ付けることができたものです。塩谷郡市医師会は地方の小さな医師会ですが病診連携、市民広報などの活動に尾形会長のもと積極的に取り組んでいます。私も塩谷郡市医師会に所属してよかったなと最近は思っております。日本の多くの医者はリーダーの老齢化の中で地域に関わりながら発言するということもままならずにフラストレーションを溜め込んでいるのではないでしょうか。医療現場から「立ち去りたい」と考えているのは勤務医のみならず開業医も似たような状況だと私は思います。ここは若手医師(私はもう年をとりすぎてしまいましたが)の奮起に期待したいところです。来月は済生会栗橋病院副院長の本田宏先生(医療制度研究会)が獨協医大で講演をされるということなのでその辺のお話が伺えるのではないかと期待しております。

追伸:メルマガの配信は諸般の事情により次号からしばらくお休みさせていただくことになりました。また復活できる日が来るまでこのブログを引き続き継続したいと思っております。

投稿者 akiuchi : November 22, 2006 03:02 PM