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December 02, 2006
鹿児島県鹿屋市:胎児と新生児が死亡する2件の医療事故
今回の内診問題のきっかけとなった鹿児島県鹿屋市の医療事故(2000年)について調べてみた。Kレディースクリニックは常勤医師が3名もいて月に60のお産を扱うクリニックだという。2つの事故が相次いだことは内診問題とは直接関係ないということで結局不起訴になった。別件で医者を取り締まろうという悪い風潮の始まりがここにある。
[医療を問う]看護師が違法診療、胎児ら2人死なす--鹿児島の産婦人科
2002.11.08 東京朝刊 29頁 社会 (全874字)
鹿児島県鹿屋市の産婦人科医院で胎児と新生児が死亡する2件の医療事故が相次ぎ、看護師に妊婦の内診や分べんの介助をさせる違法行為が繰り返されていたことが分かった。同県は助産師を置くよう医院を指導したが、改善されていない。患者側は「同じ事故が続くおそれがある」として院長(50)らを刑事告訴する方針。【医療問題取材班】
◇県指導“無視”--助産師置かず
2件の事故の損害賠償訴訟の訴状によると、00年6月15日深夜、医院の医師が不在だったため、看護師3人が妊婦(22)を内診し、母体と胎児の状態を診る分べん監視装置を着けた。約3時間後、看護師が胎児の心音の異常に気づき、院長に連絡したが、胎児は死亡していた。裁判では医院側が診療を看護師に任せた責任を認め、今年7月に和解が成立した。
この事故の6日前には、新生児が頭がい内出血による仮死状態で生まれ、転院先で死亡した。この際、看護師2人が妊婦(32)の腹部を強く押して出産を促す助産行為をしていた。「保健師助産師看護師法」では医師と助産師以外の助産行為を禁じている。
両親はこの違法行為に加え、医師が胎児の状態を見落とし、陣痛促進剤も用法で禁じられている筋肉注射をし、容体を悪化させたのが原因として昨年11月に提訴した。
この医院では2件の事故後も違法な助産行為が続いていたことが分かり、同県は今年3回にわたって指導した。
この問題は1日の衆院厚生労働委員会でも取り上げられ、坂口力厚労相は「(助産師など)正規の人がいなければ、(医療事故に)拍車をかける。県の指導が不十分なら国が出向いてでもちゃんとやらなければならない」と答弁した。
医院は19床で、医師3人、看護師と准看護師は約20人。月に60件前後の出産がある。院長は毎日新聞の取材に「助産師の募集をしているが、国立病院などに人材を取られている。2件の訴訟にはコメントを控えたい」と話している。
「陣痛促進剤による被害を考える会」代表の出元明美さんは「開業医は経営を優先して助産師を雇わない傾向があり、それがミスにつながっている」と指摘している。
毎日新聞社
投稿者 akiuchi : December 2, 2006 02:20 AM