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December 02, 2006

産婦人科・小児科の医師不足、現場は悲鳴 拠点集約も対応遅れ

11月末に厚労省が発表した2005年の調査を受けた記事。今頃「現場は悲鳴」と騒いでも、時既に遅し!厚労省が主導する「集約化」も絵に描いた餅にしかならないだろう。県立大野病院の事件がまだ生々しい福島県。佐藤先生のコメントが痛々しい。誰が責任をとるのか?行政、医師会、看護協会、マスコミ、警察・・・結局誰も責任を取らずに地域住民(妊婦さんたち)が泣きをみるだけのような気がする。都立病院も医師不足状況は田舎といっしょ。果たして若い医者が産婦人科を選んでくれるように魅力ある産婦人科診療なるものがあるのだろうか?

厚労省が発表した2005年の調査
http://blog.med-apple.co.jp/mailmaga/diary/archives/2006/12/2005.html

産婦人科・小児科の医師不足、現場は悲鳴 拠点集約も対応遅れ

 医師不足が深刻な産婦人科や小児科。厚生労働省が30日発表した医療施設調査でも、減少傾向は裏付けられた。診療科の看板を下ろす病院が相次いでいる医療現場からは、「医師不足は今に始まった問題ではない。もう手遅れ」という悲鳴も聞こえる。〈本文記事2面〉
 福島県では、昨年から今年春にかけて6病院が産婦人科を廃止した。医師の開業や他病院への移籍、死亡などが理由だ。大学病院に新しい医師の派遣を求めても、「余力はない」「1人だけの体制では、医師の負担が大きく危険」と、断られたという。
 厚労省は産婦人科や小児科について、地域の拠点となる病院に医師を集める「集約化」を都道府県に指導しており、福島県も計画を策定中だ。
 しかし、医師を派遣する側の福島県立医科大の佐藤章教授(産婦人科)は、「7、8年前から、県や市町村に、産科医を拠点の病院に集中させてほしいと申し入れていたが、自治体側は『うちの病院には派遣して』と言うばかり。今になって、集約化といっても、絶対数が足りなくなっており、手の施しようもない」と、対応の遅れを批判している。

[読売新聞 ]


お産可能な施設 全産婦人科の半分以下に/2005年厚労省調査

 産科・産婦人科のある医療機関が減り続け、このうち、お産のできる施設が昨年初めて半分を割ったことが30日、厚生労働省がまとめた2005年の医療施設調査でわかった。小児科も減少傾向にある一方で、小児科中心の診療所は増えており、過酷な勤務の病院から、専門性を発揮できる診療所に、小児科医が流れていることを示している。
 調査によると、産科・産婦人科を掲げている病院は1616施設で、前年より50施設減った。診療所も加えた産科・産婦人科5997施設のうち、お産を扱っているのは2933施設と全体の48・9%。1984年の調査開始以来、初めて半分に満たなかった。
 また、小児科のある病院も、05年は3154施設と、前年より77施設減少。診療所も2万5318施設で、前回調査(02年)より544か所減った。〈関連記事37面〉

 〈病院と診療所〉
 医療法によると、病院は患者20人以上の入院施設を持ち、診療所は入院施設がないか、20人未満が入院できる医療施設。医療施設調査では、昨年の病院数は9026施設(前年比51施設減)、診療所は9万7442施設(同391施設減)。このうち、入院施設がない診療所は86.2%。

[読売新聞 ]

医師育成を統一化 都立11病院、来年度から

 レベルの高い専門医を自前で育てるため、都は来年度から、都立11病院の医師を統一的に育成する研修制度「都立病院医師アカデミー」をスタートさせる。専門分野を集中的に学べるカリキュラムを提供して、働く場としての魅力アップを図り、産婦人科などの医師不足を解消する効果も狙う。来年度はカリキュラムの整備費などとして約1億円を予算計上する。
 都立病院ではこれまで初期研修を終えた若手医師の教育は、病院ごとに実施。加えて高度な内容を学べる上級の研修は1病院の小児科にしかなかった。
 都では、この教育内容を統一化。人数枠も増やし、例えば、がんの専門医を目指す場合は、がん医療で実績がある駒込病院で教育を受けさせたり、救急医療分野に進みたい医師の受け入れ先は総合救急診療科がある墨東、広尾、府中の3病院にしたりする。
 また、上級研修を、できるだけ多くの分野に広げ、がん治療でも肝臓や膵臓(すいぞう)など、臓器ごとの専門医を育成できるようにする。
 都立病院での正規採用の医師の充足率は、産婦人科67・4%、麻酔科77・2%など、一部の分野では定員割れが深刻。都は上級研修を創設することで、採用への応募者が増えることも期待している。

[読売新聞 ]

投稿者 akiuchi : December 2, 2006 10:08 AM