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February 05, 2007

TBS:碌山の恋

安曇野の碌山美術館に行ったのはいつだったか?たまたま録画した番組だがホームページも劇場映画並みに立派なものだった。信州放送が一生懸命企画して作ったものなのだということがわかる。「かなわぬ恋」か・・・切ない話だ。

碌山美術館
http://www.rokuzan.jp/

碌山の恋2007年2月3日 土曜日14:00から
▼出演者
水野美紀、平山広行
▼スタッフ
プロデューサー :岩井まつよ(信越放送)
演出・脚本:合津直枝(テレビマンユニオン)
撮影:山崎裕(ドキュメンタリージャパン)
ディレクター:池上 英樹(信越放送)

http://www.sbc21.co.jp/tv/rokuzan/
今から百年程前、安曇野に生まれ、東京、パリなどを舞台に時代を駆け抜け、 30歳という若さでこの世を去った天才彫刻家、荻原碌山(おぎわらろくざん)。

碌山が生涯思いつづけた女性は、新宿中村屋の創業者・相馬愛蔵の妻、相馬黒光(そうまこっこう)。
安曇野で出会った二人は、芸術への憧憬、そしてお互いへの思いを募らせていく。

決して叶わぬ黒光への思いを、碌山はひとつの作品に込める。
絶作「女」に秘められた、激しくも哀しい恋のドラマが、時を越え蘇る… 。

▼あらすじ
春、穂高駅に降り立った女優・杉浦夏子(水野美紀)。
舞台で相馬黒光を演じることになった夏子は、役作りのヒントをつかむため物語の舞台である安曇野を訪れたのだ。
碌山美術館で夏子を案内してくれたのは、学芸員の久我朗(平山広行)。
彼女はある彫刻の前で足を止めた。それが、荻原碌山の絶作「女」だ。
苦しみ悶えながらも、天に向かい立ち上がろうとする女性の像。相馬黒光がモデルになったといわれている。

「女」に心奪われ、見入る夏子。すると久我が、その像に秘められた悲しい恋の物語を語り始めた。
100年前に、芸術を通じてひかれあった碌山と黒光。彼が命とひきかえに遺した彫刻
「女」。
この像に秘められた、恋物語が解き明かされていく。

明治30年、信州安曇野の山並みをスケッチしている一人の青年、荻原守衛(のちの碌山、平山広行 2役)がいた。そこにパラソルをさした美しい女性、相馬黒光(水野美紀 2役)が通りかかり声をかける。ふたりの運命的な出会いだ。病気がちで、将来を思い悩んでいた守衛は、文学や美術に詳しい黒光と、芸術について語りあうようになり、やがて心ひかれていく。しかし、黒光は自分の尊敬する先輩、相馬愛蔵の妻であり、それは決して叶わぬ恋だった。

明治32年、守衛は画家への夢をかなえるため上京。さらにニューヨーク、パリへと渡り、苦学しながら芸術の道を進んでいく。そして、パリでロダンの「考える人」を見て大きな衝撃をうけ、絵から彫刻に転向。「碌山」と名乗り、彫刻の才能を開花させていく。
しかし、どんなに遠く離れても、碌山の心から黒光の存在が消えることはなかった。その頃、黒光もまた安曇野を離れ、夫と共に、東京でパン屋(現在の新宿中村屋)を開いていた。

明治41年、7年ぶりに帰国した碌山は、黒光のパン屋の近くにアトリエを構え、店を手伝いながら作品を作りつづける。
そんな碌山を励ましながらも、決して彼の愛にこたえることがない黒光。
叶わぬ黒光への思いに、碌山は激しく葛藤し、その苦悩を作品の中に表現していく。
そして彼は、黒光への思いのすべてをこめて、ある彫刻を作り始める。
しかし、この時、彼の体は病に蝕まれていたのだった…。

後に「日本の近代彫刻のパイオニア」と呼ばれる荻原碌山。
彼が遺した最高傑作「女」。
その像が生まれるまでの鮮烈な恋の物語を、史実に基づいたフィクションで伝える。

投稿者 akiuchi : February 5, 2007 06:03 AM